記事 · ブライダルブーケ 2025-06-08

ブライダルブーケの打ち合わせで何を決めるのか:新潟の花屋の場合

新潟のJasper Meadowでブライダルブーケの打ち合わせをするとき、何をいつ決めるのか。
近
近藤 樹
フローリスト
2025-06-08
ブライダルブーケの打ち合わせで何を決めるのか:新潟の花屋の場合

挙式の準備が進むなかで、ブーケの打ち合わせをいつ始めればいいかわからないまま、気づけば式の2ヶ月前になっていた、という方は少なくありません。ドレスや会場が決まったあと、花はあとでいいと後回しにされがちですが、実際には花の種類や配色はドレスのシルエットや会場の照明と深く関わっています。Jasper Meadowでは新潟市内および県内各地の挙式に向けた制作を長年手がけてきており、打ち合わせの流れにはいくつかの明確な段階があります。この記事では、その段階を時系列に沿って具体的に説明します。花選びで迷っている方にとって、何を準備してから相談に来ればよいかの手がかりになるはずです。

最初の相談は式の6ヶ月前を目安に

挙式が6月や10月など花の需要が集中する時期に重なる場合、仕入れルートの確保や産地との調整が必要になるため、6ヶ月前の初回相談が現実的な起点になります。新潟は冬季の降雪により県内の花き流通が一時的に細くなる時期があり、とくに1月から2月の挙式では、使いたい花の品種が手に入らないケースが出てくることがあります。こうした産地事情は東京や大阪の式場では起きにくい問題ですが、新潟で式を挙げる場合には事前に確認しておく必要があります。

初回の相談では、花の種類を決めるよりも先に、ドレスのシルエット、式場の広さと天井の高さ、披露宴会場の配色といった情報を整理して持参していただくことをお願いしています。Jasper Meadowでは、この段階でスタイルの大まかな方向性、たとえばクラシックなラウンドブーケかキャスケード型か、白を基調にするか季節の色を取り入れるかといった軸を確認します。具体的な花材の選定はこの後の工程になりますが、方向性が定まっていないと、その後の打ち合わせ回数が増えてしまいます。

2回目と3回目の打ち合わせで決めること

初回から約1ヶ月後、式まで5ヶ月前後のタイミングで2回目の打ち合わせを設定することが多いです。このとき持参いただくのは、ドレスの写真または生地サンプル、式場から提示された装花のカラースウォッチ、そして参考にしたいブーケの写真です。写真はSNSやウェブから集めたもので構いませんが、「なぜこの写真を選んだか」を言語化しておくと打ち合わせがスムーズに進みます。花の大きさ、茎の処理方法、リボンや麻紐などの素材感、こういった要素は写真を見ながら話したほうが認識のずれが起きにくいです。

3回目は式の2ヶ月前ごろ、花材の最終確認と見積もりの確定を行います。このタイミングで、ブーケ本体に加えてブートニア、花冠、フラワーシャワー用の花びらといった関連アイテムの有無も決めてしまうことをすすめています。関連アイテムを後から追加すると、すでに決定した花材の組み合わせが変わることがあるためです。たとえばブートニアにブーケと同じ品種を使いたい場合、仕入れ数量の調整が必要になります。

「なぜこの写真を選んだか」を言語化しておくと打ち合わせが一段と速く進みます。

式の1ヶ月前から当日までの確認事項

式の1ヶ月前に最終確認の連絡をとります。この時点で変更できる項目は限られますが、茎の長さや全体のボリューム感についての微調整は対応可能です。一方、品種の大幅な変更は産地への発注が完了している場合があり、対応できないことをあらかじめ理解しておいてください。

当日の受け渡し方法については、式場への直接搬入か、担当者への手渡しかを事前に式場側と確認しておく必要があります。Jasper Meadowでは新潟市内の会場であれば式の当日朝に搬入を行っており、市外の会場については距離と時間によって前日搬入を選ぶ場合もあります。ブーケは完成から時間が経つほどコンディションが変わるため、搬入のタイミングは品質に直結します。受け渡し後のブーケの保管方法、特に夏季における温度管理については、式場スタッフとの確認を怠らないようにしてください。

式が終わったあとのブーケの扱いについても、打ち合わせの段階で一度確認しておくと当日に迷わずにすみます。押し花加工やシリカゲル乾燥によるプリザーブド加工を希望する場合は、提携先に当日中に持ち込む必要があるため、その段取りを先に決めておくことが求められます。Jasper Meadowでは加工業者の紹介は行っていますが、加工自体は別途業者との契約になりますので、費用と納期は各業者に直接確認してください。

  • 初回相談(式の6ヶ月前):式場・ドレス情報を持参し、スタイルの方向性を確認
  • 2回目打ち合わせ(式の5ヶ月前):ドレス生地サンプルと参考写真をもとに花材候補を絞り込む
  • 3回目打ち合わせ(式の2ヶ月前):花材確定、関連アイテムの有無を決定、見積もり確認
  • 最終確認の連絡(式の1ヶ月前):搬入方法と受け渡し担当者名を式場と共有
  • 式終了後:ブーケ保存加工を希望する場合は当日中に業者へ持ち込む段取りを事前確認

打ち合わせの回数や内容は式のスタイルや花の種類によって変わりますが、6ヶ月前の初回相談、5ヶ月前の花材絞り込み、2ヶ月前の確定という三段階の流れはJasper Meadowでの標準的な進め方です。新潟の季節と流通事情を踏まえた相談を希望される方は、まずドレスと会場の情報を整理した状態でご連絡ください。

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